日頃より弊社HPをご覧頂き誠にありがとうございます。
さて、先日は慰安旅行で西伊豆は戸田へと行ってまいりました。
目的としては海の幸である地元名産のタカアシガニや深海魚の料理を堪能することでもありましたが、
戸田にある慰霊碑を見学に行くことが最大の目的でありました。
先代は太平洋戦争時に予科練入隊後、旧日本海軍第二岡崎航空隊に所属しておりました。
当時、敵となる船へ魚雷と共に突撃する作戦、人間魚雷で国を守るため多くの尊い命が犠牲になりました。
その戦地である場の一つが西伊豆の戸田で先代が戦時中に訓練を受け戦った場所であります。
先代は特攻前に終戦となり、なんとか一命を取り留めましたが、大変な苦労を経て弊社を立ち上げました。
残念ながら今年の4月に満93歳で亡くなりましたが非常に人望があり人情味ある人柄でもありました。
その先代が40年前に戸田へ慰霊碑を作るのに依頼を受け、木型で製作した鋳物のモニュメントを見るのが目的
でありました。
製作方法は木型に砂を入れ溶かした湯(鉄)を注ぎ固まったら砂を除去して完成です。
木型でこの様な特殊な形で製作するのはとても難しいと思いますが、技術と知識の上で成せる技です。
下の画像が鋳物の型となった木型です。さらに完成し慰霊碑と共にあるモニュメントがさらに下の画像です。
個人的な見解ではこのモニュメントは、桜(日本)、イカリ(海軍)で、日本海軍なのでしょう。
戸田湾に沿ったかたちで夏場は海水浴客でにぎわう砂浜の裏にひっそりとこの慰霊碑はあります。
40年以上経った今でも決して寂れることなく現存しています。
戸田は空気は良くて、時間がゆっくりと流れるそんな場所であり、とても魅力的な土地でした。
次回も機会があれば是非訪れてみたいと思います。